Origanum majorana
マジョラム、スイートマジョラム、ノッテッド・マジョラム、ワイルド・オレガノ:近縁種であるオレガノと混同しないようにしましょう。マジョラムはオレガノよりもはるかに穏やかで、繊細かつ甘い香りがあり、何より寒さに弱い植物です。開花前、花芽が小さな「貝殻」のようにまとまることから、別名の由来となっています。
特徴:
-
繊細な香り:オレガノよりも穏やかで甘く、わずかにカンファーを思わせる香りがあります。
-
美しい茂み:灰緑色の柔らかな葉の上に、淡い白桃色の小花が咲きます。
-
日本の気候では寒さに弱い:原産地の地中海沿岸では多年草ですが、日本では一年草として育てるか、鉢植えにして凍結しない場所で冬越しさせます。
-
鉢植えに最適:鉢植えなら、翌年以降も育て続けることができます。
種まきのアドバイス:
-
日当たり:日なたで暖かく、風雨を避けられる場所。
-
土:軽く、やややせた石灰質で、水はけのよい土。多くの地中海原産ハーブと同様、やせた土で香りが強くなるため、土壌改良は不要です。水がたまる場所を嫌います。
-
方法:春、20℃の保護された場所でポットにまきます。種はごく小さく光を必要とするため、土の表面にまくか、ほんの少し覆土してください。最後の霜が終わってから定植します。寒さにはまったく耐えられません。種のまき方をご覧ください。
植え付けのアドバイス:
- 株間を25cm空けて、ハーブの花壇や縁取り、鉢に植え付けます。鉢植えが最もおすすめです。霜が降りる前に室内へ取り込み、数年間育てることができます。
お手入れのアドバイス:
- 水やりは控えめに。水のやりすぎよりも乾燥を好みます。肥料は必要ありません。
- 茎の先端を定期的に摘み取り、株をこんもりさせ、開花を遅らせます。
収穫のアドバイス:
- 花が開く直前、「貝殻」のような花芽の段階で先端部分を収穫します。この時期が香りの最高潮です。日陰で束にして吊るすと、よく乾燥します。
相性のよい植物:
生物多様性への貢献:
- 淡い白桃色の小花には、真夏にミツバチやチョウが数多く訪れます。株の一部は開花させておきましょう。
- オレガノと同じく、短い口吻を持つさまざまな小型の送粉者を引き寄せます。
利用方法:
- オレガノよりも穏やかな風味のため、ソース、詰め物、野菜、卵、白身肉、地中海料理など、繊細な料理に向いています。加熱の終盤に加えるのがおすすめです。
- 伝統的な薬用植物で、古代から薬草療法やハーブティーに利用されてきました。種から育てる薬用植物もご覧ください。
象徴:
ギリシャではアフロディーテに捧げられ、マジョラムは新婚夫婦の冠に編み込まれていました。名前は「より大きい」を意味するmajorに由来し、長寿をもたらすと考えられていたことにちなむともいわれています。
自家採種:
いくつかの花穂を開花させ、そのまま株で完全に乾燥させます。その後、容器の上で花穂をもみほぐしてください。種は非常に細かいので注意が必要です。オレガノと交雑するため、採種用の株は隔離してください。種の保存方法をご覧ください。
品質へのこだわり:Semisauvage - Permacultureでは、命あるものへの敬意を軸に、種を栽培・選抜しています。オーヴェルニュ火山地帯の近くを拠点に、発芽率を確認し、丁寧に選別・包装した、化学処理を一切施していない、固定種で自家採種可能な品種を選んでいます。私たちの信念は、庭師の皆さまが毎年、自分の種をまき直す力を取り戻せるようにすることです。
オレガノの穏やかな姉妹種。鉢植えにすれば、翌年以降も育てられます。