Betula pendula(同義名:Betula verrucosa)
シダレカンバ、ヨーロッパシラカンバ、ヨーロッパダケカンバ、ホワイトバーチ:白い樹皮が紙のような薄片となって剥がれるのが特徴で、この性質は何千年もの間、容器やカヌー、さらには中央アジア最古の写本の製作にも利用されてきました。また、裸地に最初に再び定着する、まさに先駆樹種の代表でもあります。
特徴:
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鮮やかな白い樹皮:一年を通して明るく、冬にはひときわ印象的な、この樹木の最大の特徴です。
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枝垂れる樹形:垂れ下がる枝が、独特の優雅さと軽やかさを与えます。
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軽やかな葉:夏は明るい緑、秋は黄金色になり、光を通します。
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ほどよい樹高:成木で10~15メートル。最初の数年は成長が早い品種です。
種まきのアドバイス:
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日当たり:日なたから半日陰。
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土:軽く水はけのよい、弱酸性から中性の土。やせた土や砂質土でも育ちます。先駆樹種なので、土壌条件の厳しい場所にも定着します。湿った土にはよく耐えますが、強い石灰質土壌と長期間の乾燥は苦手です。根が浅く張るためです。
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方法:低温湿層処理を60~90日行うことをおすすめします。その後、極小で翼のある種子が発芽に光を必要とするため、覆土せず土の表面にまきます。15~20℃で2~4週間ほどで発芽します。
植え付けのアドバイス:
- 若木のうちに最終的な場所へ移植してください。カンバは成長してからの移植を嫌います。単植、3本の小群植、または並木に向いています。
- 白い樹皮と優雅な樹形から、盆栽としても人気があります。詳しくは種から盆栽を作る方法をご覧ください。
手入れのアドバイス:
- 植え付け後は適度に水やりをしますが、その後は比較的自立して育ちます。浅い根が乾燥した夏に傷まないよう、株元をマルチングしてください。
- 春には剪定しないでください。樹液が大量に「泣く」ように流れ出ます。剪定は夏の終わりから秋に行います。
相性のよい植物:
- セイヨウニワトコなど、ほかの地域在来種とともに林縁に植えるのに最適です。また、酸性土壌を好むヒースのような、明るい日陰向けのグラウンドカバーとのコントラストも楽しめます。
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パーマカルチャーのヒント:先駆樹種であるカンバは、やせた土壌を整え、より複雑な森林生態系へ向かう植生遷移の始まりをつくります。軽い木陰をつくるため、最初の数年から下層植生を導入できます。詳しくはパーマカルチャーの基本をご覧ください。
生物多様性への貢献:
- カンバは、ヨーロッパで関連する生物多様性が最も豊かな樹種の一つです。数百種もの昆虫がカンバに依存しており、多くのチョウの幼虫も含まれます。
- その種子は、冬の間ずっとベニヒワ、ゴシキヒワ、シジュウカラなどの餌になります。
- 多くのキノコと菌根共生を形成し、その中には複数のヤマドリタケ属のキノコも含まれます。詳しくは生きた土の基本をご覧ください。
利用:
- 庭園や並木、湿地の植栽に適した観賞樹です。明るく軽い木材は、軽木工や旋盤加工、彫刻に重宝されます。春に採取する樹液は、北ヨーロッパの伝統的な飲み物です。
象徴:
北ヨーロッパ全域で再生、純潔、光の象徴とされるカンバは、強靭な生命力とも結びついています。裸地や焼け跡に最初に再び定着する樹木であることが多いためです。
自分で種を採取する:
雌花序が夏の終わりに褐色になったら、ばらばらになる前に垂れ下がった花序を採取します。その後、容器の上で細かくほぐしてください。翼のある種子は非常に小さく、数も無数にあります。詳しくは種子の保存方法をご覧ください。
品質へのこだわり:Semisauvage - Permacultureでは、いのちあるものへの敬意を軸に、種子の栽培と選別を行っています。オーヴェルニュ火山地帯の近くを拠点とし、発芽率を検査した、固定種で交配種ではない品種を選び、化学処理を一切施さず、丁寧に選別・包装しています。私たちの信念は、庭師の皆さまが、本当に自分のものと言える種子を毎年繰り返しまける力を取り戻すことです。
先駆樹種の代表を植えて、裸地に生命の始まりをつくりましょう。